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人事・労務

【労働問題】★働き方改革(その②)★同一労働同一賃金(Part1)について

今回は「同一労働同一賃金」について触れてみたいと思います。

新聞等でご覧になられた方もいらっしゃると思いますが…

平成30年2月21日、一部の労働条件について、日本郵便の契約社員らと正社員との間で格差を設けるのは違法であるとの判決が大阪地裁で下されました。

契約社員と正社員との間に生じている労働条件の格差について、その違法性が論点となっている事案は他にもあり(ハマキョウレックス事件・大阪高判平成28年7月26日、日本郵便(佐賀)事件・佐賀地判平成29年6月30日等)、以前から「同一労働同一賃金」の名目で、議論が盛んにされてきた分野でもあります。

 

そもそも「同一労働同一賃金」とはどういう考え方なのでしょう??

 同一労働同一賃金」とは、「同じ仕事に従事している者には同じ賃金が支払われるべきである」との考え方です。確かに、正社員と契約社員が同じ仕事をしているのに同じ賃金を支払われないというのは、いかにも不公平であるというような気がしてしまいます。

 しかし、現行法では、意外なことに「同一労働同一賃金」を真正面から規定しているものはありません。

 あるのは、期間の定めのある労働者と定めのない労働者の間に不合理な待遇格差があってはならない、とする規定です。つまり、両者の間の待遇に格差があったとしても、その程度によっては不合理な格差と認められず適法となる余地があります。

 不合理な格差であるかは、比較される労働者の職務の内容、職務の内容と配置変更の範囲の他、格差が問題となる個々の待遇ごとに、当該待遇の性質や目的を参照しながら判断されています。

 次回のコラムでは、不合理な格差であるか否かについて、判例を参照しながら、裁判所がどのように判断を行っているかについて言及し、厚生労働省が発表している「同一労働同一賃金ガイドライン案」について簡単に触れてみたいと思います。

 

 

人事・労務

【労働問題】★働き方改革(その②)★同一労働同一賃金(Part1)について

今回は「同一労働同一賃金」について触れてみたいと思います。

新聞等でご覧になられた方もいらっしゃると思いますが…

平成30年2月21日、一部の労働条件について、日本郵便の契約社員らと正社員との間で格差を設けるのは違法であるとの判決が大阪地裁で下されました。

契約社員と正社員との間に生じている労働条件の格差について、その違法性が論点となっている事案は他にもあり(ハマキョウレックス事件・大阪高判平成28年7月26日、日本郵便(佐賀)事件・佐賀地判平成29年6月30日等)、以前から「同一労働同一賃金」の名目で、議論が盛んにされてきた分野でもあります。

 

そもそも「同一労働同一賃金」とはどういう考え方なのでしょう??

 同一労働同一賃金」とは、「同じ仕事に従事している者には同じ賃金が支払われるべきである」との考え方です。確かに、正社員と契約社員が同じ仕事をしているのに同じ賃金を支払われないというのは、いかにも不公平であるというような気がしてしまいます。

 しかし、現行法では、意外なことに「同一労働同一賃金」を真正面から規定しているものはありません。

 あるのは、期間の定めのある労働者と定めのない労働者の間に不合理な待遇格差があってはならない、とする規定です。つまり、両者の間の待遇に格差があったとしても、その程度によっては不合理な格差と認められず適法となる余地があります。

 不合理な格差であるかは、比較される労働者の職務の内容、職務の内容と配置変更の範囲の他、格差が問題となる個々の待遇ごとに、当該待遇の性質や目的を参照しながら判断されています。

 次回のコラムでは、不合理な格差であるか否かについて、判例を参照しながら、裁判所がどのように判断を行っているかについて言及し、厚生労働省が発表している「同一労働同一賃金ガイドライン案」について簡単に触れてみたいと思います。

 

 

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