パワハラとは?定義や事例、対処法を解説|福岡の顧問弁護士
パワーハラスメントとは? 職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる「優越的な関係を背景とした言動」であって、「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」により、「労働者の就業環境が害される」ものを言います。 つまり…
賞与に関する問題と団体交渉|福岡の顧問弁護士
賞与に関する法律上の位置づけ 賞与(ボーナス)とは、定期または臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額があらかじめ確定されていないものを言います。 賞与について、労働法上、使用者には支…
労働時間管理とは?労働時間の適正な把握のために|福岡の顧問弁護士
労働時間管理とは 労働基準法には、労働時間、時間外労働、休日労働及び深夜労働の定めがあり、使用者について時間外労働等に対して割増賃金を支払う義務が定められていることを踏まえ、使用者には労働時間を適正に把握する義務があると…
労災被害にあった従業員に対する解雇
解雇に関するご相談事案 会社代表者からの相談で、労災被害を受けた従業員を解雇したいが、どのようなことに気を付けたらよいか、という質問がありました。 労災で就労能力が低下した従業員を従前のまま雇用し続けることは、会社として…
統合失調症を患っている社員の解雇
統合失調症を患った場合に見られる行動とは 統合失調症は、考えや気持ちがまとまらず、不安定な精神状態が続く精神疾患です。その症状には、妄想や幻覚、意欲やコミュニケーション能力の低下、認知機能の低下といった様々な特徴があり、…
2024問題とは?物流・運送業界の2024年問題
物流・運送業界の『2024年問題』とは 物流・運送業界では、2024年4月1日から、ドライバーの労働時間について新たな上限規制が適用されることとなります。 常態化していたドライバーの長時間労働は、長年の問題とされており、…
自己都合退職の退職金|支給時期や発生時期を紹介
使用者の退職金支払義務の根拠 退職金の支払いは、会社が労働者と個別に労働契約で退職金について合意するか、就業規則や労使間の労働協約で定めない限り、原則として、会社の義務ではありません。 但し、労使慣行によって退職金支給が…
業務上の理由ではなくメンタル不調となった従業員を解雇できるか?
1 業務上の理由ではないメンタル不調の取扱い (1)メンタル不調(メンタルヘルス不調)とは 「メンタルヘルス不調」の定義は、厚生労働省の『労働者の心の健康保持増進のための指針』によると、「精神及び行動の障害に分類される精…
解雇理由証明書とは?
解雇理由証明書の意義 解雇理由証明書とは、会社が従業員を解雇しようとする場合に、会社として解雇の理由を証明する書類のことを言います。 労働基準法で、解雇予告された従業員は、解雇理由について証明書を請求することができること…
モンスター社員(問題社員)とは?|福岡の顧問弁護士
モンスター社員(問題社員)とは? 「モンスター社員」という呼び名は、職場において常識はずれの態度や言動のために周囲が振り回されたり、会社や上司がその対応に苦慮する社員を指す造語として、2010年頃から巷で聞かれるようにな…
退職金の不支給、減額や没収ができる場合とは?|福岡の顧問弁護士
退職金の不支給や没収 従業員が退職する場合や解雇して辞めさせる場合に退職金を支給することは、経営者として抵抗を感じることが多いと思います。 会社として退職金を支給する義務は、就業規則に基づき定められた退職金支給規程等の社…
懲戒処分を行うときの注意点|福岡の顧問弁護士
懲戒処分とは 企業が組織として仕事をしていくためには、一定の企業秩序が必要です。従業員が仕事をする場合に、職種によっては仕事上の裁量を与えることで生産性が上がるケースもありますが、裁量にも限界があります。個々人が好き勝手…
無期転換ルールへの対応-有期契約社員の更新、雇止めと就業規則の改定|福岡の顧問弁護士
有期雇用契約の無期転換ルールとその趣旨 労働契約法18条1項は、同一の使用者との間で締結された2以上の有期労働契約の契約期間が通算で5年を超えた労働者が、使用者に対して期間の定めのない労働契約の申込みをする権利(無期転換…
降格処分はこう使う!企業として降格処分を行うケースについて解説|福岡の顧問弁護士
企業における降格処分の意義 一定程度の従業員を雇用する企業において、従業員に対する最適な人事考課を行うことは重要なテーマです。貢献度の高い従業員に対して昇格や昇進といった形でプラスの評価を行うことが必要なのと同様に、貢献…
従業員の横領行為に対する返還請求や解雇について知っておきたいポイント
横領をした従業員に対して会社が取るべき措置 従業員が会社の金品を横領していたことが発覚した場合、会社として次のような措置を取ることが考えられます。 ①刑事責任を取らせるための告訴・被害届 ②横領された金品の返還請求や、損…
経営者必見!業務上横領とは?刑法上の定義と対処法について
会社で業務上横領が発覚したときにどうするか 企業の規模や業種にもよりますが、業務上横領はあらゆる会社で起こり得る問題です。信頼していた従業員が会社のお金に手を付けていたり、会社資産を勝手に持ち出して処分してしまっていた、…
リストラとして整理解雇をする前に会社が行うべきこととは?福岡の企業法務弁護士が解説
人件費削減の必要と整理解雇 企業において売上の減少や原料高といった理由で利益が減少した場合、業績回復のために様々な形で経費削減策が取られます。中でも人件費を削減することは、それにより更に売上が減少するおそれがないのであれ…
濫用的な年休申請への正しい対処の仕方とは?|福岡で企業法務に強い顧問弁護士
年休申請があれば、使用者は年休の取得を認めなければならない? 年休(年次有給休暇)の取得は労働者の権利ですが、その申請が勤務日直前などに行われたり、自分勝手な理由で行われる場合でも、使用者は年休の取得を認めなければならな…
有期雇用社員の雇止めが違法となる場合とは【福岡で企業法務に強い顧問弁護士】
有期雇用契約に対する法的規制 有期雇用契約とは、期間の定めのある労働契約のことを言います。 有期雇用社員(有期雇用労働者)という枠組みには、契約社員、嘱託社員などのフルタイム勤務の社員も、パート、アルバイトなどの短時間労…
従業員に対する退職勧奨を拒絶された場合にどうするか?【福岡で企業法務に強い顧問弁護士】
退職勧奨とは何か 退職勧奨とは、使用者である会社側によって従業員に自主的な退職を勧める行為ですが、雇用契約の合意解約の申込みと捉えるべき場合もあります。 いずれにしても、従業員に自主退職の意思決定を求めるのが退職勧奨です…